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「批判的思考」という訳語では伝わらない クリティカルシンキングの本質は「吟味」だ

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  • 大正大学 地域創生学部(経済学)

    クリティカルシンキングという言葉に関しては、SNS時代になって更に「活発的に身につけていくべきスキルですよ。」という風潮が日本を取り巻いている感がある。
     学校教育の場でディベート型の教育が進まないのは、学校現場が人間形成の基礎となる場所であり、発育発達の段階で生徒間の分断を生み出してしまったら今後の人間関係や価値観というものが大きく歪んでしまうという教育現場の事情と責任問題の重大さというものが大きな要因の一つであると考える。「そうだ。そうだ」と口を揃えて異論を唱えないのは、異論=批判=人格否定という日本ならではの間違ったメカニズムが定着してしまっているのと、そこまでのメンタリティ(勇気や度胸)がない或いは身についていないということも大きな因果関係としてあるのではないかと考える。アメリカの場合は、討論で批判をたくさんしてもそれが終わればいつも通りの関係で疎遠になどならない。しかし、日本だと疎遠にすらなってしまうという空気や意識がこの異を唱えるということの障壁を生み出している。
     異を唱えるということを(違うことを違うという力)するためには、もうメンタルを鍛える教育も同時に構築して初めてクリティカルシンキングの本質部分の教育になると思う。それで、仲間はずれになっていじめられたとしても「こいつと将来関わることもそんなにないだろうし、在学期間の間だけの関係だから」という思考(考え方)が次に必要になるのではないかと思う。
     「批判」と「中傷」という言葉の定義(意味)の混在化をどうにかして区別するというところから各々が多くの情報を閲覧して総合的判断で自身の考えに結びつける。そういったことをすれば何の情報が正しくて何が誤りなのかが、わかってくるのではないかと思う。それが、多数派を占めればトイレットペーパー買い占めみたいなことはなくなると思う。


注目のコメント

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    メディアコラボ ジャーナリスト / メディアコラボ代表

    クリティカルシンキングを「批判的思考」と訳すと「批判する」ことに重きが置かれそうだけどそうではない。むしろ、自分が第一印象でどう受け止めたかも内省するような思考なんだけど、それが伝わらない。

    僕はもうこういうのはカタカナで表記したほうが良いと思います。新しい概念が次々と生まれ、その定義が英語ですら定まっていないことも多い。無理やり日本語化するより、カタカナ語にした方が英語で意味が変化・成長していく段階に呼応できる。日本人と外国人を交えて議論するときも楽ですし。


  • 朝日新聞社 メディアデザインセンター 部長

    「批判的思考」という訳語が定着してしまっていますが、critical=批判的、と訳すことで伝わるべき本来の意味が伝わりにくくなっていると、私も以前からモヤモヤしていました。相手の考えを否定したり非難したりすることではなく、それに新しい考え方を付け加えながら考えること、がcritical thinkingなのだと思います。


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    株式会社ロケットスター 取締役 共同創業者

    定着してしまった誤訳が与える影響は大きい。最近はうまく訳せないケースはそのまま英語のままにする風潮もあるので、それでいいんじゃないか、と思います。
    個人的にマーケティングを販売促進と訳したことによって矮小化されてしまった、経営において重要視されなくなったのは日本にとって損失が大きいと思います。
    "critical thinkingといった場合、ネガティブな意味は乏しく、constructive(建設的)な意味があるという意見が複数あった。「critical thinkingとは、constructive skepticism(建設的な懐疑)というような態度ではないか」という友人もいて、なるほどと思ったものである。"


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