中国とロシア首脳会談 「NATO不拡大で一致」 共同声明発表
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ウクライナとベラルーシには中国も農地などの投資をしてるので、そう簡単に侵攻されても困るという事情の中でのプーチンの北京訪問。コメントは欧米に隙を見せないためにも想定通りのものなので驚かないのですが、利害の一致しない部分をどう折り合いをつけたのか。これからの両国の動きにはそこに注目したいと思います。
注目のコメント
ロシアに対する経済制裁が始まった場合、頼みの綱は中国になります。
北朝鮮もイランも、米国の経済制裁を受けている国の政府が存続できているのは、中国が制裁破りの貿易をしてくれているおかげです。
中国は、ロシア経済が破綻を免れるために必要なものを全て提供できます。割高価格での提供にはなるかもしれませんが。
それに対して、ロシアが中国に提供できるものはあまりありません。天然ガスくらいです。長期的な米国との対峙を考えれば、はねっかえりのロシアは見放しておいた方がいいくらいです。
だからこそ、プーチン大統領はこの機会に、中国政府に対して精一杯アピールしなければなりません。プーチン大統領は、「台湾独立絶対反対」「米英オーストラリアによるインド太平洋での中国への対立に反対」といったアピールを習近平主席の前で行いました。
「中国とロシアは4日、ロシア産天然ガスの中国向け供給量を拡大する契約に調印した。」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020401112&g=int
「米英とオーストラリアの安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」に深刻な懸念を示し、アジア太平洋と欧州での中距離ミサイル配備計画を放棄するよう米側に求めた。ロシアは台湾独立に反対する立場も明言した」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020401052&g=intこれで中露の紐帯がはっきりとしたが、中国の面子を立てるために北京五輪中の軍事侵攻は難しくなったのでは。当面は欧米との間で外交的な鍔迫り合いが続くことになるだろう。
中ロ首脳は会談を重ねるごとに両国の協力を深めています。共同声明の「「両国の新しい2国間関係は、冷戦時代の軍事・政治同盟よりも優れていることが確認された。両国の友好関係に限りはなく、協力関係の分野で『禁じられた』ものはない」という表現はこれまでになく踏み込んだ表現です。軍事面でのさらなる協調が進む可能性があります。