米ITメタ、デジタル通貨撤退 規制当局の反対で計画遅れる
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「これは新体制への脅威」と散々持て囃す動きがこの種のネタが好きな人々の間でありました。脅威だからこそ潰されるのだということに思い至らないのだろうかと思っておりましたが、実際にそうなりました。最終的に自己の価値安定を証明するために「ドルの裏付けがある」と喧伝し始めた時も「だったらドルで良いでしょう」という反駁に沈んだという印象です。
もっとこまかな話をすれば実務を担うリブラ協会が資金調節の機微まで分かってインタバンクで上手く立ち回れるのかという話もあったわけですが、その辺りも「どうせ無理だよね」という雰囲気の中で有耶無耶になりました。
金融包摂も聞こえは良いですが、本当に包摂が必要な地域にモバイルは十分ないではないか、というそもそも論もありました。これも最後まで解決策は示されなかったはずです。
賛否以前の問題として多くの争点を放置し過ぎたと思います。米メタ(旧フェイスブック)がデジタル通貨「ディエム(旧リブラ)」の発行を中止するとのことです。ディエムの運営団体が31日、技術資産を売却すると発表しました。
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・ディエム協会、閉鎖──シルバーゲート銀行が資産を購入
(CoinDesk Japan・2022年2月1日)
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・メタ主導デジタル通貨事業縮小か 旧フェイスブック、米紙報道
(共同通信・2022年01月27日)
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・メタ主導の「ディエム」が買い手求める、計画頓挫で-関係者
(Bloomberg・2022年01月26日)