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ファイザーのコロナ飲み薬“200万人分購入で最終合意” 厚労相

NHKニュース
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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    パクスロビドは、米国では日本で承認されているモルヌピラビルよりも優先して用いるよう推奨されている飲み薬の新型コロナ治療薬です。

    発症から5日以内に投与される必要があり、開始するタイミングは早ければ早いほど良いと考えられています。この薬剤の有効性は、ワクチン「未接種」の方のみを対象とした臨床試験で示されており、COVIDによる入院や死亡を約90%減少と高い効果が示されています。

    ただし、その後報告されたワクチン接種後の患者を含めた臨床試験の中間報告では、十分な差を示すことができておらず、ワクチン接種後の患者の多い日本では、必ずしもゲームチェンジャーと呼べるような存在になれるかは未知数なところもあります。

    また、主に持病のある方に用いられることになりますが、さまざまな薬と相互作用を示す可能性が指摘されており、常用薬のある方は服用にあたって、必ず薬剤師などと丁寧に相互作用がないことを確認する必要があります。


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    専修大学 商学部教授

    新型コロナ感染症に対応するために、世界各国がすでに買取契約を進めた結果、日本が入手可能になる時期は遅れると思います。今年中に200万人分を購入することで最終合意たとのことですので、2022年12月末までに契約量が供給されないと企業側の違約対象にはなりますが、企業としては多くの国と同種の契約をしているなか、供給できれば問題がないので、基本的には先手を打った他国には劣後することになります。ファイザー社への支払額は後述の米国との契約単価と同じ1160億円程度(1治療あたり約5.8万円)ではないかと推定しますが、全額の支払いが約束される契約です。

    承認直後「4万人分を割り当てましょう」という約束を得たことについては、国家の交渉による成果であり朗報ですが、最初の4万人後の供給はしばらくないかもしれません。あくまで他国のアプローチが早かったことにより順番待ちのためで、他意はないと思います。この種の先見の弱さは、今回の3回目接種用ワクチンの入手ではより表面化していると思います。

    ファイザー社製抗ウイルス薬については、例えば米国政府は2021年11月18日の段階で、ファイザー社に対し、治療1000万回分を52.9億ドル(約5800億円)(単純計算で1治療あたり約5.8万円の薬剤費を日本の5倍規模で契約済)で供給する契約を米政府と締結したと発表していますが、欧州主要国もすでに契約を終えていると思います。

    「ファイザー、米と53億ドルのコロナ飲み薬供給契約 治療1000万回分」(Reuters 2021年11月19日)
    https://newspicks.com/news/6365057?ref=user_1310166

    日本は、国民皆保険と引き換えに医薬品の価格の決定権は政府にあります。政府は強い立場を生かしながら製薬企業をコントロールできましたが、産業の成長性には課題を残しています。また、世界標準の医薬品の商習慣(基本的に需要と供給で価格が決まる)についていけていない様子が、新型コロナ関連の医薬品で表面化していると思います。

    特性と臨床試験の経緯は以下でまとめています。
    「コロナ飲み薬の承認勧告、EU初 米ファイザー製」(共同通信 2022年1月28日)
    https://newspicks.com/news/6627170?ref=user_1310166


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    総合内科医 医学博士

    このファイザー社の「パクスロビド」は新しい抗ウイルス薬と、既存の抗HIV薬であるリトナビルとを組み合わせた合剤の飲み薬です。昨年11月に発表された臨床試験では、少なくとも1つ以上の重症化リスクを持つ、発症から5日以内の軽症から中等症の患者を対象に、重症化を89%防いだという有望な結果が出ています。米国では昨年12月にFDAが緊急承認しました。既に有効性と安全性が臨床試験で示されている、科学的根拠のある薬を購入するというのは妥当な判断だと思います。


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