家賃支払いなどでクレジットスコアを構築し「人種間の貧富の差を埋める」フィンテックEsusuが150億円調達しユニコーンに
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注目のコメント
これは米国 のFICOスコアのことだと思います。このスコアがないと米国はクレジットカードを作ることすら苦労します。これは移民だけでなく、日本企業で米国勤務になった場合でも同じです。データを使って人種間の貧富の差を埋め、この国の低・中所得世帯により公平な金融機会を創出する」という発想は、そういう背景のある米国では特に意味がありますが、金融機会の拡大という観点からは、日本を含めた他国にも広がる可能性を感じます。
家賃支払いを個人信用情報センターに登録しFICOスコアをあげる、という新たな切り口で攻めているEsusu。住宅ローンについては登録がありましたが、家賃のデータを取得して登録するというのはなかった。家賃の滞納はこのサービスで減少するでしょう。
米国では4500万人超がクレジットスコアを持っていないそうですが、どこかに住んでいる。その家賃をクレジットスコアに加えられれば、信用を構築できる。目から鱗のサービスです。私が以前米FICOで勤めていた際に、米国におけるクレジットスコア「My FICO」の厳格且つ粒度の細かい設計を内側から体感していました。
他の信用機関・汎用スコアと組み合わせることで、FICO Scoreの判定スコアが良くない方へ新しいスコアを提供できるのは良い施策だと感じます。(サブプライムローンの教訓を活かし、スコア改竄を防止する仕組みを並行して適用することも重要です)