【図解】ペットが超有望ビジネスだと、知っていますか?
NewsPicks編集部
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ペットビジネスがキテる!みたいな取り上げ方はどうも好きになれません。
ご存知の通り、日本はペットショップでの生体取引に対する規制がひどく緩いです。規制強化のための動物愛護法改正が何度も議論されてきましたが、その都度強い反対にあい、とてもじゃないけどペットを尊重していけるような法制度が整っているとはいえません。
ペットを飼う人が増える一方で、ペットを飼わない人もたくさんいるわけで、ペットをめぐるトラブルは増加していると言われてます。
ちなみに、2020年度の殺処分件数は23,764頭で、うち犬は4,059頭です(環境省報告)。10年前と比べると10分の1に減ったらしいですが、それでも多いと感じます。いち動物好きとして。以前アニコムさんのケースをゼミ生と一緒に書かせていただき、小森社長(当時)はじめ多くの方にインタビューさせていただきました。獣医資格を持つ方が普通に社員として営業などもしていらっしゃるのに驚いたことを覚えています。この世界は記事でふれられているように可能性も一杯ですが、生き物を扱うだけあってブリーダーなど一般には見えにくい暗い部分も存在します。フランスでは2024年から犬と猫のショップの販売が禁止になるなど、いろいろなことが起こりうるという意味で「ますます目が離せない」のはその通りと思います。
こういうタイトルの付け方は、メディアとしてのモラルを疑われるのでやめた方がいいです。ビジネス云々の前に、日本は簡単にペットが買えすぎる。ドイツのように、例えば犬を飼う時はライセンス制にして、定期的にトレーニングを受けさせるなどしてハードルを上げないと、飼い主とペットのマナーは向上しないし、かわいそうな動物が増えるだけ。