米マイクロソフトの巨大買収にみる、ザッカーバーグの「やられた感」
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注目のコメント
ブリザード買収でメタバース進出!という論調がすごい強い本ニュースですが、果たしてそうでしょうか…。ブリザードのゲームみんなやったことあるのかな。NEXONや完美世界を買収!とかならわかるのですが、マイクロソフトはもとよりマイクラ持ってますし、オルトスペースもある。メタバース=ゲームじゃないので(類似した技術は必要ですが)ゲーム会社が買収されたらメタバース進出だ!というのは少し違う気がします。
角田さんのコメントと併せて。
もちろん、メタバースがこれだけ世の中で盛り上がるなかで、MSもそこの可能性も探索はしていくだろう。ただIP、コンソール・モバイル、プラットフォーマー・ゲームの関係は、そんなにシンプルではない。
下記でコメントしたように、Activisionはこれまで中立だったポジションが変わりうるというのは、プラスにもマイナスにもなりうる。
https://newspicks.com/news/6591021
個人的にはFacebook / Metaより、Netflixがゲーム領域でどういう戦略を取ってくるかの方が、メタバース文脈含めたゲームで注目している。
前提として、メタバース系ゲームは自分はそんなに大きい市場にならないと今思っている。これは先入観もあると思うが、ゲームはリアリティを追求すると市場拡大に失敗してきた歴史がある。もちろんリアリティを突き詰める市場も大きいのだが、ゲーム人口はカジュアルゲームで広がる。だからスマホゲーム>コンソールゲーム。
何よりゲームボーイから始まってスマホゲームに至るまで、いつでもどこでもというのが強い。タッチポイント、時間を奪える強さは軽視すべきではない。現在のメタバースはゴーグルを前提としているが、それはタッチポイントを一気に限定的にする。そもそもゴーグルを買う(もしくはスマホをゴーグルに装着する)、ゴーグルをつける(外では付けないだろう…)、つけてどれだけの時間をやるか(人間は閉塞空間に長時間居続ける身体構造にはなっていない)。
タッチポイントが構造的に限定的な領域で、過度の楽観・期待があるように、自分は思う。マイクロソフトが、ゲーム大手のアクティビジョン・ブリザードに対しおよそ7兆8700億円という巨額な買収を行うことを発表したニュースはアメリカでも非常に話題になっています。
記事にもあるように、この背景には日本でも話題になっている「メタバース」の覇権をとるという思惑があるのでしょう。
今後もこのようなビッグテックの大型買収の動向に注目したいですね。