ロンドン証取、非上場企業向けの特別市場を計画
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これはパブリック投資家からすると今までなかった未上場期間に投資できる機会になるし、VCからの調達は難しいが上場はまだ、というくらいのフェーズの企業からすると資金調達の選択肢の一つとなる。今後どうなるか要チェック。
注目のコメント
上場という概念が、色々変わってきている。
LSEが今回計画しているものについて、本記事をベースにすると気になるのは、誰でも買える・売れるという点。
非上場の場合は、機関投資家が中心となることによってハイリスクであっても専門性をもって判断できるという前提を置いていたり、株主が分散しないゆえの経営を前提にしている。株主の分散については、元社員の保有などで変わっている部分もあるが、経営権に関わるところは種類株などで対応がされている部分が多いと思う。
取引市場は、広く多くがアクセスできる「パブリックであること」が特徴かつ独自性。だから規制がある。取引市場間の競争や、非上場市場との競争もあるが、どれだけ規制を緩めて、開かれた市場として担保すべき点を担保するのかが気になる。
なお、上場という概念、非上場市場と上場の境目について、クロスオーバー投資家なども増加しているのもそれの一面で、下記記事が分かりやすくオススメ。
最強カーライル、スタートアップ投資参入の「謎」を語る
https://newspicks.com/news/6281367想定する対象企業はRevolutやKlarnaのようなスタートアップだそうです。
・非上場企業が定期的に公開市場にアクセス可能なハイブリッド型
・公開頻度は月1回or四半期に1回or半年に1回を想定
・取引期間は1日〜最長5日を想定
米国では2020年に『リーンスタートアップ』の著者Eric Ries氏がスタートアップ向けの株式市場「Long-Term Stock Exchange(LTSE)」を設立しました。
https://ltse.com/
NewsPicksもEric Ries氏にLTSEについて取材していますね。
【直撃】シリコンバレーの伝道師、新しい発明をする
https://newspicks.com/news/6132166