キヤノンが国内生産に回帰、御手洗CEOが明かしたその理由
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キヤノンが国内で事務機器を生産することは、最近の円安に対する一種の防御策でもある。日本経済は1990年後のバブル崩壊以降、世界経済が成長しているのに成長してこなかった。このため世界各地の物価や賃金は上がったものの、円安が進むため、日本だけが物価が上がる一方で賃金を上げられないというシナリオになっていた。
キヤノンが日本で生産することは雇用の促進、輸送原価の低減に結び付くため望ましい。ただし、客は日本国内ではなく世界中にいるため、世界に売りに行くことは、円安を逆手にとって有利になる。円安時代こそ、国内で生産し、世界へ売りに行くという体制を活用すべきである。日本最大のデフレマインド思考が一流企業に蔓延して久しい。
それ以来ずっと、世界の調整役として使われた時以外日本は低迷を続けている様に思う。
安さではなく信念に則り、創造したい世界へ近づく道を選ぶことが大切じゃないのかなぁ。体力のない小企業ではないのだから。
安さと損得が基準なんて、エコノミックアニマルと呼ばれていた時を思い出す。でも、あの頃は皆、世界に追いつくことに必死だった。
人も企業も同じ、相応しい人格が必要。
日本のモノづくりが衰退したのは適正価格取引を自国内で出来なかでたから。自国企業に買い叩かれたから。
自身しか持っていない技術を最後に廃業した数多の下請け工場。
その技術を押し出して戦うのならまだしも、世界一安い、後継者のいない工場へと変貌させた大企業。
まだ懲りないのかと。そしてそれをこのように取り上げるのかと。
本当に悲しくなる。
現地生産はそのままに、日本部門だけ引き上げる案はなかったのか。トカゲの尻尾切り?コウモリのようなどっちつかず?上手い表現は浮かばないが…。
コレを歓迎するのは投資目的だけの、企業の存続などには興味のない株主だけなのでは?
会社も工場も店舗etc…すべてそこには一人ひとりの生活があることを忘れてしまっている。