【川上量生】12歳から「すごい個性」を育てる鉄則
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このやり方が万人に合うとは思いませんが、なにしろこれまでの(義務)教育は「試行錯誤」も「オプション」もなさ過ぎた(「ゆとり教育」は私の知る唯一の試行錯誤でしたが、あまり総括がされずなし崩しの印象)。1つの正解はありえないことに加えこれだけ時代が変わっている中で、何十年も同じでやってきたこと自体がおかしいと気づかせてくれた意味は大きいと思います。
「何かしらの一芸を伸ばす可能性を持った子を、義務教育の悪しき慣習から救いたい」
ネットの高校「N高・S高」を設立した角川ドワンゴ学園が、次はN中等部を舞台に中学生の教育改革を始めています。
その取り組みが興味深いものだったので、理事の川上量生さんに「子どもの個性を伸ばす学習環境」とはどんなものか?をテーマに何度か取材をさせてもらいました。
その過程で、本誌独占で公開を許可してくれたデータ「N中等部(通学コース)に通う生徒の平均学力の変化」から、
【全員一律に義務教育を押し付けるのは論外だが、子どもの意思に任せっぱなしでも、拾えたはずの才能を潰してしまう】
...という現実も見えてきました。
では、大人はどんな環境づくりを意識したらいいのか。
小中高生のお子さんを持つ親世代の方々に、ぜひ読んでいただけたら幸いです。
また、20〜40代のビジネスパーソンには、Z世代よりも若い「未来の新社会人」がこんな人たちになるかもしれないという、近未来予測ものとして楽しんでいただけたらと思います。小さい頃からネットに触れ、デジタルが当たり前の子供達。「前にも後ろにも進められる、自由に学習範囲を広げられる」ってのは「動作」としてはごく自然なんでしょうね。
授業、先生、本。これまでの限られた制約条件からだけではなく、自由に拡張できる環境を使いこなして成長した子供たちなら、より良い社会を作ってくれるだろうなと、少し明るい未来を想像できる記事ですね。
大人も出来うる限り柔軟でい続けないとな、と自戒を込めて書き記します。