「新しい社会主義」に傾く岸田政権 民間介入は最小限に

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注目のコメント

• 伊豆 淳

  Dai-ichi Life International (Europe) Limited Head of London Innovation Lab, Director

  ・2022年01月04日

  民主主義がうまく機能せず、独裁的な国の状況が良いようにも感じられることさえある昨今において、岸田政権誕生後の市場との対話を行わない、独断的な政策に危機感を覚えています。
  
  記事中にもあるとおり、社会主義的強権がうまく機能するためには産業政策に優れた政治・官僚機構の存在が欠かせませんが、産業革新投資機構の失敗や、日の丸半導体再興などおよそ先見の明があるとは思いにくい状況です。
  
  欧州は民主主義の欠点を理解しつつも、その価値を深く理解し市民が守り続ける広義の「シビリアンコントロール」が今も有効に機能しています。
  日本の民主主義が今後どうなるのか、結構予断を許さない状況であるように思われてなりません。