2021年の米国VCトレンド──資金以外の価値を提供する「バリューインベスター」の存在感が増す
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資金以外の価値が問われるのは2021年のトレンドというよりはここ数年の大きなトレンドですし、こと有力VCに関してはいつの時代も「いかにして起業家に価値を提供するか」はファンド運営の根本です。
VCを巡る競走環境が激化する中で、どのVCも明確な差別化を求められているのは事実です。一方でアメリカにおいてVCはVenture Exemptionという規制に縛られる金融アセットでもあります。金融機関としてできること、できないことが明確にある中で、業界がどのように進化していくのか?は重要な論点だと思います。米国VCのトレンドが日本で語られることは珍しいですし、内容もおもしろかったです。ソロキャピタリストの注目人物はJosh Buckley、Elad Gil、Lachy Groom。
Elad Gilは今年日本でも『爆速成長マネジメント』という書籍が発売されたのでご存知の方が多いと思いますが、彼のソロファンドは6億2000万ドルでVCと同等orそれ以上のファンドサイズです。
なので、シリーズBくらいまではリード投資家としてかなりの金額を出資することが可能です。LPにはハーバード大学も入っているくらい信用力が高いです。
「ソロVC」がどのようにゲームチェンジするか
https://pitchbook.com/news/articles/how-solo-vcs-are-changing-the-venture-game
書籍『爆速成長マネジメント』Elad Gill著
https://www.amazon.co.jp/%E7%88%86%E9%80%9F%E6%88%90%E9%95%B7%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88-%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB/dp/429600011X