顔認識カメラの規制強化へ 個人情報保護委、データ扱い方など具体化
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設置規制ということも論点ですが、どのような基準をクリアすれば設置して良いとするかも論点です。例えば認識精度や精度の偏り(女性の方が精度良く認識されるなど)が不安定ならば、誤認逮捕などのより大きな社会問題を起こしかねません。
欧米では複数の都市で顔認識システムが禁止されていますが、差別的な認識制度などがその根本理由であることが多いようです。https://gigazine.net/news/20200629-boston-santa-cruz-ban-facial-recognition/そもそも「顔認識カメラ」という括りがよく分からない。
「カメラ」と「顔認識」は別個に取り扱えるわけで、録画だけしておいて後で顔認識、ということも出来るのだよね。つまり、録画された映像自体に顔データというものが潜在的に格納されている。
じゃあどうするか。「映像の録画自体の規制」にするか、「顔認識するという行為の規制」にするか、どっちかしかないはず。このあたりがどうなってるのか、ニュースだけじゃいまいちわからない。かなり難しい問題だし、有識者にしっかりルールを決めて貰いたい。情報技術、特にAIの活用で、これまでできなかったことが可能になり、たとえば、犯罪率を下げることもできそうです。
『JR東日本は、個情委に相談した上で駅構内に設置して刑務所からの出所者らを検知しようとした。
だが「社会的合意が得られていない」として9月に当面の取りやめを発表するなど混乱も生じていた。』
しかし、できるからといってやるべきかは、異なる問題で、人権の在り方を含めてしっかりと意思決定する必要があります。
委員会によるガイドラインの存在は有難いですが、まずは技術の使い手が、倫理観による利活用の方針や基準を持って、事に当たりたいところです。