【真相】使い終わったパソコンの末路、知っていますか?
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ここで語られているITAD(IT Asset Disposition)業界はすでに欧米ではかなり大きく重要な領域として認識されています。
関わる企業の責任としては、機器に内在する個人情報の完全消去は当たり前として(「ファクトリーリセット」と呼ばれる初期化コマンドではデータは消えません)、リユース市場への積極的な関与や、そもそもの製造時におけるリサイクル部品の使用比率を高めることまで問われる時代になってきています。
注目のコメント
買い換えた後のパソコンやスマホの行く先…。私は恥ずかしながら、ほとんど考えないまま捨ててしまっていました。しかし、そういったいわゆる「電子ゴミ」はほとんどリサイクルされず、ひどい場合は途上国に押し付けられている現状があるとのこと。
電子ゴミのリサイクルが進まない理由の一つが、機密情報消去の問題。その課題をクリアしながら、電子ゴミのリサイクル事業を進めるのが、シンガポールに本社を持つITAD事業者のTES-AMM JAPAN。総合商社の双日と協業することで、どのようにリサイクル事業を推し進めていくのかを聞きました。
確かにリサイクルは、経済合理性という観点では難しい側面もあります。ですが、長期的視点に立てば、何が合理的かという判断は変わってくるはず。そんなことを考えせられるインタビューでした。ぜひお読みください!電子ゴミ(電気電子機器廃棄物=e-waste)は、単に日本からの排出量が多いために課題視されているだけではなく、日本のメーカーが製造した電気電子機器が海外で使用されたり、中古品利用や貴金属抽出目的で途上国に入ったりして、最終的に野焼き等の不適切な方法で処理された結果、現地の環境汚染に繋がり、巡り巡って日本や日本のメーカーが責任追及されかねないために脅威と見なされている部分があります。
この記事でインタビューされているTES-AMMは、電気電子機器から適正に貴金属を取り出せるリサイクルプラントを保有しており、トレーサビリティもしっかりとしているということで、東南アジアでe-wasteを適切に処理したい場合、TES-AMMに頼めば安心と考える日本の現地法人担当者も多いと感じています。また、電気電子機器製造企業とのe-waste回収実証も積極的に手掛けています。
日本には優れた貴金属リサイクル施設が存在するため、e-wasteをシンガポールに集めてリサイクルするというビジネスモデルよりも、ITADに力を入れているものと推測します。リサイクルする前にまずリユースすることがこれまで以上に資源効率上重要になってくるのは、その通りだと思います。商社と組んだうえでの日本での活躍に注目したいです。