10年間で残業が最も減った「ホワイト業界」はどこ?
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注目のコメント
業界による差もあるのでしょうが、職種によってもかなり差があると思いますよ。
また同じ職種でも、例えば上場企業の経理担当と、非上場企業で親会社も非上場の場合の経理担当とでは相当違うはず。
あと休暇取得については、強制的に休ませるというのが本当に正しいことなのかはいつも疑問です。
休みを取りたい人は取ればいいし、取りやすくすべきでもありますが、取りたくない人に取らせる必要性があるのか?と。
健康面を理由に取得させるという建前は分かりますが、ちょっと『弱い人の水準』に合わせ過ぎな気がするんですよ。ルールが。
内部統制を生業にしている身から考えると、ルールというのはルールを課す対象の集団の中で、弱い人や出来ない人に合わせてルール策定すると、そのルールが足枷になってルールがなくても適切に自己判断で動ける人の動きややる気を削いて、結果として集団としての成果の水準が落ちるんですよね。
つまり、『みんなで仲良く底辺』になってしまう。それで良いんですか?と。私の所属する企業は、このなかだと「SIer、ソフト開発、システム運用」に該当しますが、確かにこの10年で相当残業は減っている実感があります。
これは働き方関連法によって36協定時間上限が設定されたことが大きいですが、その少し前から「一億総活躍」を掲げて、少子高齢化のトレンドにブレーキをかけるべく企業が働き方改革に取組むよう働きかけてきた安倍政権の成果だと私は考えています。長期政権は批判されることが多いですが、短期政権ではこういった時間のかかる取組みがなかなか実現しないのも事実ではないでしょうか。
ちなみに私の所属する企業では、20年度から労働時間がまた増え始めて、21年度はさらに増えています。
記事にある業界別月間平均残業時間の推移を見ると、コロナ禍の影響を受け難い(追い風の企業もある)業種は21年度に増加に転じている所が多いですね。こうやってみると直近で残業時間が減っている業界は、働き方改革が功を奏したというよりかは、コロナ禍で厳しい業界という見方になるのでしょうか。