なぜ世界経済は脱炭素と「ネイチャー・ポジティブ」に注目するのか
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"久保田研究室及び、久保田教授が代表を務めるシンクネイチャーとの共同検証によってはじめて、この緑化が都市の生物多様性にどの程度貢献できているかの定量評価が可能になりました。ブレイクスルーになったのは、ビッグデータの活用です"
"このデータは、投資家目線でも、消費者目線でも、大きな意味のあるものなのだ。積水ハウスは、この20年間の生物多様性の取り組みを、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開した。"
注目のコメント
「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」も「ネイチャー・ポジティブ」も、これからニュースなどでの露出が増えるキーワードとなりそうです。
事業活動における自然への依存度や影響を定量的に測ってリスクを見える化することもまだまだのところが多いと思いますが、一歩先を見据えて事業活動でどれだけの自然を回復させられるかを語れるようにすることも、投資判断や消費者行動を促すための重要なアピールになると思います。
積水ハウスの、家の庭に焦点を当てることで生物多様性を自分事化させる取り組みは着眼点が面白いですね。工場のビオトープづくりといった生活者から遠い部分だけでなく、今自分が携わっている製品やサービスを通して生活者経由でどのように生物多様性に良い影響を与えられるか、考えると新しいビジネスの種が見つかるかもしれません。今年は個人的に「カーボン・ニュートラル」と「SDGs」を中心に取材しようと思っていましたが、下半期になってグッと「ネイチャー・ポジティブ」の注目度が上がりましたね。
何かタイミングがないかなと思っていたら、年の瀬に「生物多様性」についても学ぶことができて非常に嬉しいです。
記事中で河口さんも言われていますが、一人ひとりの庭からでもちゃんと生物多様性に貢献できると証明されたのは、今回の取り組みのコペルニクス的衝撃。
まぁ、私の小さな部屋には庭なんかないですけど苦笑
私の同じ境遇の方も、「カーボン・ニュートラル」に次ぐキーワードとして、ぜひ「ネイチャー・ポジティブ」にご注目ください。
1記事で表層の部分はなぞれるように書きましたので、記事本文もぜひ。脱炭素ばかりが注目されていますが、気候変動対策には同時並行で生物多様性の確保を行うことが必須だと思います。