“認知症による資産凍結”対策に取り組むエイジテック企業のファミトラが14億円調達
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介護は、何かとお金がかかる。
細々とした出費を重ねているうちに、子供達が気軽に立て替えられる金額では無くなってくる。
とはいえ、親の財産に手をつけるのは、いくら家族とはいえ気がひける。
家族信託は、もしもの時、確かに信頼できる人に財産を託せる、重要な仕組みである。
親の介護をする労力に加え、金銭的負担まで家族が強いられるのは明らかにおかしい。
一方、家族信託はじめとした、家族間での財産シェアは、自己利用との曖昧さも孕んでいる。
「親の介護にかこつけて、親の財産を使い込んでるんじゃないの!?」
介護漫画「ヘルプマン!」の中で、気がつけば親のお金を自分ごとに利用してしまうシーンの中で、問われた問い。
それは本人のためか、介護者の自己利用か。
突然何千万というお金を目にしたら、誰でも目がくらむ。
介護における、適切な金銭利用サービスに今後も注目したい。AgeTech領域のスタートアップのニュースを見る機会も少しずつ増えてきたましたが、ファミトラ社はその中でも“家族信託のDX”を通じて認知症による資産凍結の課題を解決するスタートアップ。昨年12月に2.2億円の調達を発表していて、今回はそれに続くシリーズAラウンドで約14億円を調達されたとのこと。
従来はアナログで時間や手間がかかりがちだった家族信託を、デジタルを活用することでより簡単かつ安価にすることでユーザーを拡大。他業界のプレーヤーとも連携が進んでいるそうで、今後の展開が気になります。2020年5月にサービスをリリースしたばかりですが、年内に顧客の信託財産総額は100億円に達する見込みとはすごい成長スピードですね。同じく家族信託では先月、トリニティ・テクノロジーが6億円を調達しています。
トリニティ・テクノロジー概要
https://initial.inc/companies/A-39694