みずほ、ベトナムスマホ決済最大手に出資へ 150億円
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東南アジアのキャッシュレス決済や配車サービス、Eコマースなどのアプリは、携帯キャリアとも結びついて、すでに国境を越えたグループを形成しています。
ベトナムのキャッシュレス決済MoMoは、ベトナムで圧倒的なシェアを持つメッセージアプリZoloと紐づけられたZoloPayと競合しています。
人口1億を超え、銀行口座を持たない若年層が多いベトナムでは、コンビニなどでチャージできるキャッシュレス決済が急速に普及しました。
MoMoを手がけるMサービスのCEO、アンソニー・トーマス氏はインド人ですが、シティバンクでの勤務の後、フィリピン最大のキャッシュレス決済GCashのCEOを務め、昨年からMサービスのCEOとなりました。
当然、MoMoもフィリピンを含む東南アジア諸国の提携を視野に入れているし、すでに欧米、特に米国の金融大手やベンチャーキャピタルの出資を受けています。
ベトナムのモバイル決済事情
https://www.nna.jp/corp_contents/book/asean/181130/contents/pr_vndアジアのモバイル決済は、決済だけでなく融資や投資、保険という総合金融アプリへ拡大し、さらに生活のいろいろなシーンをサポートするスーパーアプリへと進展しています。
プラスチックカード単体ではここまで広い領域をカバーする総合サービスはむずかしい。モバイルだからこそ可能になったサービスです。
世界でもスーパーアプリ化のトレンドは大きくなっています。PayPalやBlock(旧Square)、チャレンジャーバンクのRevolut、後払いのAffirmやKlarnaなどもスーパーアプリをめざしています。
どこまでローカルに根ざしたきめ細かなサービスが提供できるかが、生き残りの鍵でしょう。果敢な攻めは称賛、一方でリテール決済は過当競争、パラシュートマネー競争にてレガシープレイヤーとしてはもう少し先のフロンティアにベットしたほうが報われるのではと思料しております。