【注目】コロナ禍を経て再始動する、MaaSの「第2章」
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MaaSは、日常生活を対象にするのか、旅行を対象にするのかによって、解決すべき課題に差があることです。さらに利用者によっても課題に差があります。
健常者の日常生活では、単にそのエリアの人の行動をスムーズにする交通手段を提供すればいい。ただ、高齢者にとっては日常生活の交通手段がだんだん少なくなっていく。それを解決してあげることが重要。
旅行にMaaSが使えれば便利でしょう。でも、頻度は少ない。MaaS事業者がなかなかマネタイズできないのは利用頻度が低いことではないでしょうか。Maasの着地点はカーフリーなのか?に疑問ありです。
東京や大阪のように公共交通機関が充実しているところならまだしも、広島含む多くの地方都市は車が移動の主役です。
むしろ、マイカー社会からの脱却くらいを目指すところとすれば、定着してきているカーシェアやバイクシェアなどのシェアサービスを軸に、移動手段がグッと広がります。
アプリによる交通手段選択や決済の軸を公共交通機関にすることに無理があるなら、移動手段のマジョリティである車をカーシェアという形で軸に据え、設計した方がうまくいくのでは?と思うんですが…。今渋谷区で行われている定額乗り合いタクシーの実験運航に参加しているのですが、指定の場所に呼べるというタクシーの便利さと、バスのように運賃が低い、というサービスで、個人的には気に入っています。ただ、どうしても「乗合いだから遠回りしなきゃいけないし、呼んでも時間通りに来ないタクシー」みたいな認識になってしまいます。バスや電車だと遠回りも乗合も当たり前なので、逆をいうと「家の近くまで来てくれるバス」なのですが、姿かたちがタクシーなので「便利なバス」じゃなくて「不便なタクシー」みたいに認識しちゃうのがもったいない。ここらへんをどう訴求していくのかはMaaSを展開するときに非常に重要になりそうだと、利用者視点から感じました。