「トヨタ式」新規事業の生まれ方。“社内起業家”はこうして覚醒する
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その顧客と一番対話を重ねてきた自分が、すべてを決めなければならない。自分を強く持っていなければ続けられないのです。
新規の立案後、よく訪れる不安や懸念。上記がまさに大事だし、迷ったら顧客と対話し直す。
注目のコメント
トヨタ自動車の「事業開発」の取り組みについて、制度の起案者の皆様と「アルファドライブの人(トヨタからの出向者)」として対談させて頂きました。
「全てのサラリーマンは社内起業家として覚醒できる」
この麻生さんの言葉を借りる形にはなりますが、現場にいる人でも、企画業務の方でも、研究開発でも営業でも…
本当にあらゆる人が「覚醒」する瞬間に出会えていますし、プロダクトアウトではなく顧客視点で事業を作る…ひいては企業変革を少しずつでもしていけるような人材が継続的にうまれるしくみが少しずつできてきているとおもいます。
大企業こそ変革すれば社会がよりよくなっていくと思うので、世の中に少しでも価値を産み出していけるような取り組みをしていけたらと思います。
今回のポイントは以下2点だとおもっています。
①しくみで事業をうみだしている
→段階的に投資をしていくしくみ
②willを大事にしながら、育んでいく
→顧客との対話を通して、顧客起点の事業開発を進める
②は詳しく記事に書いてありますが、①も大変重要であり、記事内のトヨタ生産方式との繋がりは、まさしく①になるかと思います。
・段階的な投資の基準(ジャストインタイム)
やるべきこと、やらないことを段階的な投資基準をきめて、必要な検証を必要なタイミングで行い投資をしていく
・Go Nogoの判断基準の明確化(自働化(異常管理))
ここまでいけば次に進めるという判断基準を明確にし、何が足りずに次に進めなかったのかなどのフィードバックをしくみにも常にかけ、そのサポート機能もアップデートしていく
まだまだ挑戦途中のしくみではありますが、これからも事務局の皆様、起案者の皆様、トヨタ自動車内の皆様と「社会により価値を産み出せるように…」より良いものを作っていければと思います。アルファドライブが新規事業を支援しているトヨタ自動車さんを取材しました。
新規事業にも「トヨタ生産方式」が取り入れられているとのことで、なるほど!と思いました。トヨタのみなさんは、研修や昇進試験を通じて「トヨタ生産方式」を叩き込まれているので、アルファドライブの新規事業プロセスがトヨタ生産方式を参考にできていると言われて、スムーズに理解が進んだと言います。
私の新規事業への考え方も今回の取材を通じて少し変化しました。
世界のTOYOTAが、どのような視点で新規事業に取り組んでいるのか、ぜひご覧ください。「Willはどうやって育むか?」
⇨「自身の喜怒哀楽に素直になり、心の声に耳を傾けること」
を大切にしています。
感情の起伏の多くは、相手との関係の中で生まれるものであり、「心が揺さぶられる経験」の積み重ねが、いつの間にか自分自身のWillに変わっていくのだと思います。
記事の中であった「社会課題DeepDive〜解決したいという思いのある人を募集する〜」というのも、まさにWillの具体化を見据えた「人」を軸とする素晴らしい募集制度だと感じました。