「24時間発電するソーラー発電」の衝撃 | オリジナル | 東洋経済オンライン
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この太陽熱装置と思われる特許が国際出願されている。発明者には会社の社長が含まれ、出願人、権利保有者はSIEMENSの関連会社。
装置構造上、発電タービンに送る蒸気の流れと動作圧力、加えて排熱回収ユニットを工夫した事によって、太陽光から直接発電する場合と蓄熱から発電する場合、どちらでも効率的に発電出来るようにしたのが特徴。
配管にglass enclosure tubeを用いるとあり、この特許とは別にGlass Sheetの製造方法に関する特許が同じ発明者、出願人で国際出願されている。更に熱交換に用いる流体は超臨界水である事を特徴とする特許も出願されていて、熱損失を抑えるコアテクノロジーは一つではなくいくつかの合わせ技がありそう。
地下に500℃以上の高温で熱を貯めるのは、蓄熱媒体と併せて断熱と効果的な熱回収が重要になる。地域特性を生かした要素技術をしっかり積み重ねている印象。
WO2010/032238:Solar thermal power plant
http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO1&Sect2=HITOFF&d=PALL&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.htm&r=1&f=G&l=50&s1=8544273.PN.&OS=PN/8544273&RS=PN/8544273イスラエルの圧倒的な技術革新は「他人と同じことをしても評価されない」という基本的なメンタリティと、リスクは政府が受けるというベンチャーインキュベートの仕組み。日本も見習うことが多いと思う。