難関大学の合格者の多くが一部の有名私立中高一貫校出身者で占められてしまうことも問題だが、むしろ私が根本的に問題だと思うのは、このような有名私立中高一貫校の生徒たちの進路に多様性が乏しいことだ。これは日本式エリートの呪縛といえる。 “いい学校“に行けば、たしかに就ける職業の種類が増えたり、就活の書類選考で有利になったりはするかもしれない。しかしそのために努力を重ねて“いい学校”に入ったとすると、それによって増えた選択肢の差分からしか人生を選べなくなることがある。
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