AirPods人気が廃れ始めている可能性をWSJが指摘
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Airpods人気が廃れてるっていうよりは、トレンドの感度が高い若い子に不人気になっているという文脈ですねコレ。
原文のタイトルこれですからね↓
「Are AirPods Out? Why Cool Kids Are Wearing Wired Headphones」
むしろ何で若い子が有線ケーブル使ってるかですよね(ミレニアム世代の僕からしても分からん)
この辺気になったので、Z世代の子(アメリカ)に雑談がてらZoomで話を聞きました。
以下、理由。
①単純にairpods買う金がない
②airpodsつけてイキってる意識高い系がうぜえ。特にミレニアム(Z世代はミレニアム嫌いですねホント)
③90年代リバイバルじゃん。90s系の有線ヘッドホン、カッコ良くね?
④Appleはダサいから嫌だ(いわゆるNot For meだと)
「Appleはダサいから嫌だ」は衝撃的ですが、意外にZ世代はAppleはNot for meっていう子がいますね。
*Appleは嫌いじゃないけど、Appleファンが苦手的な文脈
ツイッターでも世代によって意見割れてます。
https://twitter.com/WSJ/status/1460023507740499970
注目のコメント
何気にすごい売上だな。これだけで東芝や富士通より大きいw 人気が廃れているというより製品としての完成度が高いから、買い替え需要が低いのだと思う
2020年9月〜2021年9月までの間にAirPodsは383億ドル(約4兆3,637億円)の売上これはいろいろと興味深い記事です。まず、皆さんがコメントされているようにAirPodsシリーズだけで4兆円以上も売上があるのが改めて驚きです。iPhone以降も、iPadそしてこのAirPodsとAppleの市場創造力は本当にすごいものがあります。
使ってみるとわかりますが、厳しい競合環境の中でAirPodsが継続的に愛されるいわゆる粘着性のある製品として定着しているのはiPhoneと併用した時のストレスのないUXによるものではないでしょうか。耳に装着すると即座にiPhoneに接続し、iPhone側からのAirPodsを含めた出力選択のUXUIもよくできています。
一方で、この記事で言及されているAirPodsが「クールでなくなった」背景は、こうしたUXUIが顧客の選択基準の中心ではなく、有線ヘッドフォンにローファイ・テックというような新しい意味が付与され、こうした意味が選択基準になっていることだと読み取れます。
機能や利便性で顧客から選ばれてたAirPodsが、意味領域では選ばれなくなってきているという主張です。もし、記事にあるように顧客の選択基準がさらに意味偏重になったとき、AirPods、およびAppleのオーディオ周辺機器はどのような戦略を取るのか、今後が興味深いです。ちょっと無理筋じゃない?
追記
売上について。一台$199-249程度のデバイスが年間で8000万台から9000万台の勢いで売れている。平均単価は$219程度と仮定すると、1ドル114円換算だとざっくり2兆円ということになる。
Apple Watchなどでも年間2500-2800万台で平均単価はおそらく$349くらいだとすれば、AirPodsセグメントには劣るレベルということになる。これでもざっくり1兆円あることになる。
つまり、今はAppleは年間で3兆円はアクセサリで稼いでいることになる。
分解記事を見ればわかるが、開発費は勿論掛かってるとは思うが部品や組立コストの安さを鑑みるとブランド確立及び音質向上やユーザビリティの高さがもたらす利益というのは相当なものであることが窺える。