【アストラゼネカ】気候変動にワクチンは存在しない
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編集を担当しました。コロナ禍以降、アストラゼネカといえばワクチンのイメージが強いですが、それが覆されるほど、気候変動への取り組みについて本気度が感じられるイベントでした。
現状、企業が行う温室効果ガス削減の取り組みはJ-クレジットでの相殺が一般的ですが、アストラゼネカはもう一歩踏み込み、「アンビション・ゼロカーボン」への道のりを着実に歩んでいます。
ある意味、形骸化しやすいテーマゆえに、こうして一企業が本気でゼロカーボンを達成しようとする姿勢を見せ続けることに、意味があるのだと思いました。こういう連鎖素敵だ…個人レベルでできることはしているつもりだけど、やはり企業さんの動きは1つ1つが大きく関わってくるから応援したいです!
"新東京オフィスの取り組みの最大の成果は、「アストラゼネカだけ」で終わらなかったことだろう。なんとそれ以降、東京ガスESにmsb Tamachi の6つのテナントから問い合わせがあったという。既に100%再生可能エネルギーの供給が始まっているテナントもある。"ゼロカーボンを否定はしないし、その先も考えるべきだとは思いますが、そのために今の生活を犠牲にすることは本末転倒です。未来の人類の生活のために、今の人類の生活を犠牲にしていい理由はありません。
その上で、最終的に目指すべきはカーボンコントロールの時代です。CO2を増やしすぎては温暖化を生みますが、カーボンネガティブに舵を切り過ぎれば、今度は地球寒冷化による大凶作が考えられます。そもそも、大気中に増加した水蒸気によって温暖化が持続する可能性すらあります。そして、人類が大気成分をコントロールするということは、人類が放置していれば本来生まれるはずであった生態系を生まない未来を作る可能性があることを忘れてはなりません。
倫理的に、人類はいまある生存圏を守ることを大義として、そのほかの生命を認めないことを忘れてはいけないと思います。
人類が考え行動する先には、必ずその中心に人類がいます。
ゼロカーボンやカーボンネガティヴは確かに取り組むべき問題ですが、何がどう問題であるかがわかっていない、問題を取り違えている人が多すぎるような気がします。結果も大事ですが、それ以上に経緯は重要です。