【巨大企業殺到】味を「完コピ」するAIスタートアップ
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視覚や聴覚は光や空気を媒介としており、基本、周波数と強さという、定量化しやすいデータを知覚するセンサーなのでデジタル化はやりやすかった。味覚や嗅覚は化学物質の受容体によってできているのでより複雑さが高い。その中でも特に嗅覚は人間ですら何百種類ある受容体でかぎ分けられているとされていて、そのセンサーを作るのはまだ難しい。人は味わうために味覚だけでなく嗅覚をかなり活用してるといわれているので、当然このスタートアップでは嗅覚も含めて分析していると思うが、この理解が進むのはめちゃめちゃ楽しみな世界観ですね!
注目のコメント
いよいよ味の世界が、デジタル化されるようになってきました。スタンフォード発のこのアロミックスは、日本の超有名な食品飲料メーカーも使っているサービスです。液体や個体のサンプルを送ると、どのような味なのかをすべてデータで分解してくれます。これをベースにして、新しいエナジードリンクを作ろうとか、新しいコーヒーを作ろうとか、ライバル企業の商品にはない味覚を生み出すとか、そうした勝ち筋を見つけるツールになっています。
日本でも類似のスタートアップが、味覚や嗅覚で出ているのですが、ポイントはどれだけ本当に自動化、データ化できているのかだそうです( 裏でこっそり人間の手が入っているケースもあるとか)。ついに味が見える化される世界がやってきそうです。味覚・臭覚のデジタル化、加速するようで凄いですね。同時に、味の完コピになぜかザワザワする心になります。きっと味には色々な思い出や感情が伴いやすいからかと。
例えば「母の味」という表現のように、食べ物は空腹を満たしてくれるだけではなく、作ってくれた人の想い・愛情を一番感じやすい。だから、実は味覚でデジタル化をした場合でも、何故だかその事実を言って欲しくないと勝手に思ってしまうのは、私だけでしょうか?分析して要素に分けることと、要素を集めて作ることって違うのでは? リバースエンジニアリングしたから、同様のものが作れるとは限らないように。だからまだバリュエーションがそんなに高くないのかな?と思いました。ワインの分類は素晴らしいと思います。