世界最大級の3Dプリント住宅街、テキサス州で来年着工へ
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3Dプリントは将来的には物流そのものの概念を変える存在にもなり得ると思います。物の代わりに情報を送って、3Dプリントする。そういう意味ではアマゾンあたりが3Dプリントビジネスに名乗りを上げると面白いですね。
そして、こういった技術が前進するにはやはり試行錯誤しかなく、そういったチャレンジができる場所、そしてチャレンジャーが集まっている場所からイノベーションが起きていくと思います。
今のオースティンにはそれが集まっていると思います。
まだ現時点では家全部3Dプリントとはなりませんが、土台の部分でかなりの工期と人件費の削減にはなりそうです。今後の発展が楽しみです。3Dプリントで家を「印刷」していく動画がYouTube等にもあるが、見ているだけで面白い。地震国の日本だと基礎は大丈夫かとか気になってしまうけど。
これで設計と施工の分離や、住宅3Dデータの標準化が進んで、自分でデザインできるようになると楽しい。マインクラフトが現実化しているようで、一度くらい子供と楽しみながら建ててみたい。「家1軒当たりの建築期間は約1週間」とのことですが、この手の規模の住宅を米国おなじみの木造ツーバイフォーで建てようとすると、スクリューの確認や防火壁の確認といった市の中間検査だけで1週間が終わります。
そういう意味でもコンクリートという材料は不動産開発案件と相性のいい材料なんだと思います。(さすがに1週間で基礎から屋根までは不可能だと思うので、あくまで壁の積層プリント範囲のみのことを指しているのだとは思いますが)
気になるところは、壁の厚さと、このコンクリート(ラバクリート?)のセメント含有量。おそらく鉄筋も入っていないので、そこそこの強度のコンクリートをそこそこの厚みで放出する必要がありそうです。あとは記事にもありますが、Code(建築基準法)の整理ですね。
さておき、3Dプリンタ x 住宅のカテゴリだと、過去記事*では「壁から屋根まで一体でコンクリート積層」するパターンや「部材ユニットをプリントし組立て」パターンがありました・が、本記事の「壁だけコンクリート積層」というのが一つの最適解としてスタート。しかも来年ある程度カタチになるそうなので楽しみでしかないです。
*参考
https://newspicks.com/news/4100070