製造業の生産部門7割がカーボンニュートラルに「全社方針あり」、課題は?
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削減を行わずに、再生可能エネルギー由来の電力道入や排出権取引などに頼ると、カーボンニュートラルの対応はお金のかかるものになってしまうと思います。
まず、自社の排出量を減らす取り組みが必要なのではないでしょうか。要するに、「できることはやっている」。だけど「できることしかやってない」ということ。
「やらなければならないことをやる」に踏み出すにはお金がかかるので、「コスト競争力を失い、商売に影響するのが怖い」といったところではないかと思います。
例えば、製鉄屋さんなど、「水素での製鉄技術に移行すべく努力する」っていってますが、前提は「水素が低廉に、かつ大量に供給されること」です。水素とるのに余計なコストがかかるのに、その分は誰が、どうやって負担するのか。
こういったところが検討され、はっきりとした道筋がない間、製造業は「やりたくってもその一歩を踏み出すのをちゅうちょしてしまう」という状況が続くのではと思います。カーボンニュートラルに向かうのであれば、これまで垂れ流すように使用してきたものを転換するのだから、必ずお金はかかるだろう。省エネで何とかなるレベルでは無い。アンケートの選択肢全てを実施する勢いが絶対に必要。
問題は、お金を出してまでカーボンニュートラルを実現させるのかどうか、と言う経営判断だ。
目指すは、カーボンニュートラルの前に、カーボンフットプリントの方が転換のスムーズな流れに従うと考える。