宇宙ゴミの利用が最小量素材のカギに。ナイキの新しいミッションとは

コメント

注目のコメント

• 松沢 優希

  日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

  ・2021年11月09日

  製造過程の排出物を製品に活用する取り組みについては、循環のループを最小にできる（移動に伴うエネルギーなどを抑えることができる）、製造に使用する材料は結局メーカーが一番特性をよく知っており活用しやすいなどのメリットがあります。現在行っていない事業者の参考になるかと思います。
  
  関連記事（モンクレールの事例）：
  https://newspicks.com/news/6135006?ref=user_1549708
  
  「フライニット」シリーズについてですが、注目したいところは糸を編み上げることによってニット生地にする製法で、これによって生地を裁断せずに（つまりは廃棄物を発生させずに）一部のパーツを作るようにしたところです。まだサーキュラー・エコノミーの概念が浸透していない2012年からナイキが行ってきた先進的な取り組みとして注目に値すると思います。
  廃棄物を循環させることはもちろんですが、廃棄物を発生させないためにどうすればよいのかを考えることも重要です。関連して3D編みで端材が発生しないニット編み機をの導入をしている会社もアパレル業界にありますし、テクノロジーで端材を極限まで減らすよう最適化させる型紙デザイン技術も研究されています。
  
  ホールガーメント編機（3Dプリンタのニット版）：
  https://newspicks.com/news/4459148?ref=user_1549708
  
  AIを導入した型紙パターンメイキング技術：
  https://newspicks.com/news/4407560?ref=user_1549708