ENEOSHD、2000億円で再エネ企業買収 構造転換加速
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注目のコメント
先週の日経新聞によるリークがありました本件は、ENEOSによる正式なリリースが出ました。
https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20211011_01_01_0960492.pdf
買収価額(100%株式価値):2,000億円
買収対象のJREの財務・非財務情報:
・運転中ネット設備容量:379MW
・運転中+建設中ネット設備容量:708MW
・事業内容:運転中で陸上風力、太陽光、バイオマス。洋上風力の事業化に取り組み中
・連結売上高(2020/12期):224億円
・連結親会社帰属当期純利益:-9億円
・連結総資産:2,090億円
・連結純資産:397億円
→ 上場同業他社(類似企業)と比してENEOSにおいてはお得なM&Aに思います。先日もコメントした点ですが、GSは本件でJREの株式をエネオスに売却している横で、NIPPOの非公開化ではタッグを組んでいます。
同時期に全く異なる2つのディールに当事者としてGSとエネオスが関わっていますが、果たしてこの2つのディールはどういう関係にあるのでしょうか。たまたま時期が一致しただけで、全く無関係だということなのでしょうか。
JREと違ってNIPPOは少数株主の利益が関わる点を思うと、相応の説明があって然るべきではないかと思います。
ENEOSとゴールドマンがNIPPOを非公開化へ、TOBで
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-07/QZ1X2XDWRGG601事業の未来が危ぶまれる時、未来をどうデザインするかって、考え方が分かれますね。
現在の価値の延長で考えるか。それとも社会におけるありたい姿を描き、そこに向かうか。
前者は確かに無難だし描きやすいんだろうけど、どうせ一世一代の大変革なら、後者のアプローチでワクワクしたいなぁって、僕は思います。
さて、本件はどちらでしょうかね。