【漫画第9話】イノベーションは人々を幸せにできるのか?
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世の中を変える素晴らしい変革。それを喜ぶ者もいれば憎む者も悲しむ者もいる。
加藤さんは自分の幼少期の実体験から、そのことを深く実感しながら、それでも世界を変えようとしている。その葛藤はいかほどのものか。
世界に変化を起こすことの責任を背負い続けることの重圧は、計り知れないなと思う。
この物語を描きながら、これまで想像すらしていなかった葛藤を知った。
高堀健太
このマンガでは「手」がとても重要な役割を持っています。この物語のタイトル「REACH」は加藤さんに取材する中で、無限の起業家・加藤崇を表す言葉でありながら、母に届かんと「手」を伸ばす加藤崇さんを表すタイトルです。
この9話は特に、感情を表す手をよく描いたな、という実感があります。この作品において、手は表情と同等に加藤崇の感情を伝える役者のようだ、と感じます。
注目のコメント
新しいものを作るとき、今あるものを壊さなければならないことがある。今あるものが壊れることの悲しみを経験した人間として、新しいものを作ること、それによって何かが壊れることに敏感になる。作ることによって、壊している。楽しんでいるようで、悲しんでいる。壊すことが目的じゃない。社会の幸福の総和が大きくなるように、壊している(作っている)。起業家とは、つくづく、因果な商売だと思うのだ。
変化は、人が起こしているのか。それとも、必然であり、その場にいた人が偶然、その役割を担ったようにみえるだけなのか。変えることがいいことなのか。変えないことがいいことなのか。いろんなことを考えさせられる。
起業による新しい壮大なアイデアだけでなく、日々の仕事においても、常に変革や状況が変わることは起きます。例えば、上司が変わったことで自分への評価が急に下がったり、会社の業績悪化でレイオフ対象になってしまったり、事情は様々です。つまり、自分の取り巻く環境が永遠に続くということはないということです。
大切なことは、状況の変化を受け入れて、どうリセットしてチャンスへ変えていけるか。そして、変革を起こす側の立場にいる人たちは、「良心の呵責」を手放すことも大事ですね。
イノベーションは、小さなことから大きなことまで日々の生活でも起きていることですから、起きたことに「さあ、どうする?」が大事だと感じます。