シンガポール、人口4%減 新型コロナで外国人制限
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兎も角もこの地を去る同胞を見送る事が多い一年半余だった。
国民、永住権保有者(PR)、その他の外国人居住者、3セクタ全てが減少している点において有史来初めてである。
国民の減少の理由は少子高齢化でそれも問題視されているが、今回の最大減少セクタは外国人居住者であり理由は言わずもなコロナである。
ただし留意すべきは、コロナ以前よりこの5年程ほぼ一貫してこのセクターは減り続けている、つまり政府は労働ビザを絞り続けている。理由は自国民雇用の重視政策である。そこに意図的か否かはともかくとして少なくとも結果論としてコロナをある意味でエクスキューズとして外国人労働者の減少を是認している要素がゼロではないかもしれないという見立てはあり得るだろう。シンガポールの人口は、2020年国勢調査だと、
総人口 569万人
国民+永住者 404万人
外国人(非永住者) 164万人
です。
およそ3分の1が外国人の国です。
2020年と比べて減ったのは、ほどんどが非永住者の外国人といえます。特に減ったのは、建設業、あるいは観光業などに従事する、外国人労働者で、外国人労働者用の寮に住んでいる人たちです。2020年中は、新型コロナウィルスの感染者がここに集中していたこともあり、新規の受け入れを制限せざるをえなかったのでしょう。
基本的には、一時的な減少で、外国人労働者がこのまま減少したまま、ということはないでしょう。
https://www.population.gov.sg/media-centre/publications/census-of-population-2020欧州出身でシンガポールの永住権を持っている知り合いが数人、家族を連れて母国に帰りました。
コロナ感染がコントロールされているシンガポールから、感染者が蔓延していた欧州に帰るなんて!と思いましたが、欧州の人にとっては、海外と気軽に行き来が出来ないシンガポールには魅力を感じないどころか、苦痛だったようです。
シンガポールはビジネスし易い国ですが、住み易いとは言い難いということだそうです。
シンガポールは早く海外との往来を再開しないといけないですね。