リクルート社長が感じた「恐怖」。メディアからSaaS強化への真意
コメント
注目のコメント
2021年4月に7つの事業会社を統合したリクルート。
統合されたリクルートのトップ・北村吉弘社長にインタビューし、統合の理由と展望を聞きました。
じゃらんやSUUMO、ゼクシィなどのメディアで知られるリクルートですが、メディア事業からの変貌を狙っています。
(個人的には髪を切るときはよくホットペッパービューティーで予約しています)
統合したリクルート注力するのが、テレビCMでおなじみの「Airペイ」などSaaSビジネスです。
「10年後とにカメレオンのように変化してきた」と北村社長は言いますが、
ここまで成長したリクルートで、大胆な組織改革と方向性の転換をさらりとやってのけるのはさすがだと感じます。
従来のリクルートは特定の分野を狙った、ユーザーとサービスのマッチング事業でしたが、
AirペイやAirレジは、特定の分野を狙ったものではなく、リクルートとしては全く違うアプローチのビジネス。
その意味で北村氏は「自己否定でもある」と話しましたが、リクルートが目指すのは各分野で築いた顧客網や経験という大きなアドバンテージを生かし、
SaaSビジネスを発展させていくことです。
とは言え、SaaSビジネスは世にあふれかえっています。リクルートがどう戦っていくのか注目です。
先日は、リクルートホールディングスの出木場社長にもインタビューしているので、
ぜひこちらも読んでみてください! https://www.businessinsider.jp/post-238546ここ重要!
■「本当に良いものを提供しているなら、売り上げと顧客が両方とも拡大するはず。だが、そうなっていないことを真摯に受け止めなければいけない。新規の顧客獲得の突破口になるかもしれないのが、このSaaSビジネスかもしれない」
■DXって言葉は極力、使いたくないのです。というのも、何でもかんでもデジタルにすることは良いことではないなと思うからです。
デジタル化して手間が増えたら意味がありません。DXの価値は、プロセス全体を見た時に、大事なことに時間が使えるようになったか、生産性は改善したのかということ。そこにこだわりたいのです。
→スーモカウンターは逆に今とされる貴重オフラインになるしね。リクルートは2021年4月、「リクナビ」のリクルートキャリアや、「SUUMO」のリクルート住まいカンパニーなど7つの国内事業会社を、1つの会社リクルートに統合する組織再編を打ち出し、注目を集めました。求人版グーグルとも呼ばれる米国のサービス「Indeed」買収が功を奏し、海外事業は好調の一方、旅行の「じゃらん」、グルメの「ホットペッパーグルメ」などおなじみの国内メディア事業はコロナ禍が直撃しています。そんな中、新体制でリクルートが目指すのは、SaaSビジネスへの注力です。