年配社員をリストラすれば企業は強くなるのか? 優秀人材から解雇した八田與一の教え
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台湾では歴史教科書にも載り、知らない人がいない日本人である八田與一。台湾発展の土台を築いた技術者ですが、雇っている技術者の半分を解雇しなければならない事態に追い込まれたとき、彼は優秀な技術者から辞めてもらったといいます。それはなぜか。八田のエピソードから、組織にとっての人の意味を考えさせられます。
昔のNetflixで、優秀じゃない人を全員クビにしたら仕事の質が上がったという話を聞いたことがあったので、とても面白かった。
単に人材の取捨選択の話ではなく、如何に社員のためになる環境を作るか、人のためを考えて実行できるかってところが大事なのかなと思った。
https://biz-journal.jp/2017/12/post_21540.htmlこれは、学びになる。非常に日本的なリーダーシップですね。
昨今、アメリカ型の雇用(簡単に解雇でき、人材流動性が高い。従業員側もキャリアアップを求めてどんどん転職してしまう)と、日本型の雇用(終身雇用思想が根強く、雇用流動性が低い。社員のロイヤルティを大事にする)と、どちらがいいのか、考えさせられることも多いです。
後者は日本企業の強さとして、Japan as No. 1という本が出たりした1980年代、アメリカでも研究されたものでした。
しかしバブル崩壊後、日本の企業は、終身雇用維持するのも、財務体制上苦しいところも多くなり、最近ではコロナ禍もあり、早期退職募集する大企業も散見されます。
また、働く人側にも、リカレント教育(学び直し)や、自立したキャリア設計などが求められています。
先日も、『45歳定年制』といった経済界での発言が、SNS含めて賛否両論を巻き起こしました。
こちらの八田さんの、優秀な人から解雇しその人の次の就職先を世話する、これは、リストラせざるを得ない状況にあって、
次の働き先を責任持って世話したい、しかし、自分の会社に不要とした人では、次の働き先に申し訳が立たない、というところからの苦渋の決断でしょう。
雇用を守るという日本型リーダーシップを、すごい形で発揮されてるなと思いました。