「コロナ保険」、恒常化で商品見直しも
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一時金10万円のために保険に加入するとは保険リテラシーの低さを露呈している。コロナに罹患して10万円の給付金が欲しいのなら単純に10万円貯蓄しておく方が合理的。だって貯蓄なら掛け捨てにならないしコロナ以外の用途でも使えるし告知書の提出もないし途中解約しても返戻金は100%保証されるし。それとこうしたファジーな保険商品は加入してすぐにコロナになったなどと報告したら相当疑われて調査されて場合によっては給付されないリスクもある。
コロナ保険
を巡っては、色々な示唆があった。まずは、消費者はリスクを感じたら保険に入るんだなってこと。もともと、保険販売の難しさって、考えたくないリスクを認識してもらうところで、生命保険販売で言うとニード喚起というプロセスがあるくらい。人間には(起こってほしくないことは)自分には起こらないと考えがちなバイアスがあることは広く知られている。だから、平時には気づきにくいリスクを知ってもらうところに保険の営業活動の意義がある。
それと、保険は個別のリスクはバラバラでも、トータルとしてはリスクが数値化出来るから成り立つということ。これは、コロナ保険が想定外の感染広がりで販売休止ということから分かる。
最後に、人々の安心やリスクヘッジの手段としての保険の社会的役割が見えたこと。だからこそ、2つ目にあげたリスクが完全には見えていないながらも商品化していこうということにも繋がる。
3つとも、保険が内在している性質みたいなものだけど、今回のコロナ禍でそれが浮き彫りになったともいえますね。
#保険 #生命保険 #コロナ保険営業に必須のニード喚起をコロナが行ってくれたので、外交員としては非常にありがたい状況かと思います。
しかし、冷静に考えてコロナを含めた感染症にかかる可能性は著しく低く、かつそれに掛かってもらえる保険金が10数万円となるなら貯蓄すれば良いです…かつ公費でかなり賄える。
やはり保険の基本は、起こる可能性は低いけど起こった時にリスクが大きいことに対して掛けるべきです。
そう考えると医療保険は収入が安定しない貯蓄のない方のみ入るべきで貯蓄(いつでも引き出せて、かつなくなっても痛手が少ない)が20万程度ある方は所謂医療保険は加入の必要は少ないと思います。