中川画伯の絵911記念博物館に 米同時多発テロから20年の追悼
週刊NY生活
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9・11記念博物館に展示されている中川直人さんの「森の星たち 9/11のエレジー」を見るためにグランドゼロを訪れました。誰もがどこにいたかを鮮明に覚えているあの日、2001年9月11日から20年が経過したことが信じられません。このパワフルな作品収蔵の日に博物館館長アリス・グリンワルド氏にお会いできたこと、そしてニューヨーク総領事の山野内勘二大使とご一緒できたことに感謝です。そして、ご自身が日米関係の体現者である中川さんからお話をお聞きしました。この作品がハドソン川の日本の苔をモチーフとしていること、そして、同時多発テロの一週間前からトライベッカでこの絵を描き始めたということ。その後、犠牲者への敬意を表して、中央にさりげなく白い十字架を置くことで祈りを込めた作品に仕上げたそうです。この作品は、1962年に日本からニューヨークへと移住した中川さん自身の物語でもあり、ニューヨークの「森」への旅ともいえます。
9.11から20周年。犠牲になった人々を悼み、ニューヨークのレジリエンスを記念した感動的な作品です。