担任教諭、接種の有無を挙手させる…「差別につながる恐れあった」と謝罪
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コロナに感染した人、感染していない人、ワクチン接種した人、接種していない人。誰も悪いわけではないのに、他者との差異を「悪」だと捉え、排斥しようとする世の中が恐ろしく感じます。
ダイバーシティを推進していこうとするのであれば、まずは他者との差異を認識し、許容していく教育が必要です。差異をひた隠しにすることが常態化したままでは、いつまで経っても多様性を認める社会には近付きません。
今回の件は、誰も悪くないと思います(学校側の言葉足らずな部分があったのかもしれませんが)。悪いのは、他者との差異を「差別」だと見なす空気です。
「正義の反対は悪ではなく、もう一方の正義である」という言葉があるように、ただ謝って丸く収めようとするのではなく、主張すべきところはしっかり主張してほしいなぁと思うところです。
注目のコメント
「職場体験など校外に出る行事に向け、接種状況を把握する必要があると考えた」。正しいと思います。謝らせてないで、接種を促進し正常化に向かうよう空気を換えなければ。
接種したかどうかを隠さなければいけないのでしょうか?この「コロナ差別」もまたおかしな方向に進んでますね。「不適切だ」と騒ぐ親もアホだし、学校が果たすべき役割は接種の有無による偏見が生まれないようにしっかり教育することでしょう。
それに加えて、根本的に「差別」に関する考え方が誤っているような気がします。大切なのは「違い」を受け入れることであって、タブー視する事ではない。学校は「接種できない生徒への差別につながる恐れがあった」として、全校生徒に謝罪した。
ばかげていると思います。いじめのネタにされる?プライバシーの侵害?本当にそう考える教員はどのくらいいるんでしょうか。もし皆がそう考えてのことならもう危ないですね。
おーいみんな、今年もインフルエンザが流行りそうだな。先生は念のため予防接種したけどお前たちはどうだ?はーい、僕はもう受けました。先生、私は注射は痛いので嫌です。わはは。これと本質的に何が違うのか。
この類の話を聞くに、公立学校と自治体の教育管理組織は中央省庁と同じく全体秩序の統制と減点主義の下にあることが分かります。教員は自分のキャリアを考えるとと、とにかく自分だけ飛び出て目立たない、減点となりうる全てのリスクはとにかく無難に避ける、です。