【読書】最高のプロダクトを生み出す「組織」がやっていること
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「人を動かす」深いですね。簡単なようで難しく、難しいようで簡単。複雑に考えずに、ユーザーである周りが何を望んでいるかをシンプルに聴いて、受け入れて、共感をして、そして小さなことでもアクションを起こすことが大事。
特に転職や移動したばかりの新しい職場では、どんなに伸びしろや改善を感じても、その指摘をする前にまずは人間関係構築し、信頼を得ることが大切。上司として転職する場合は、なおさらです。例えば、当たり前にやるべきことをやっていない場合、「やるべきですよね?」ではなく、「どうしてやれないか理由を教えてくれる?」という問いで、現状を理解する方が効果的です。理由をさらに紐解いていくと、まずはこうやっていこうという解決策を自ら気づくようになり、主体的な思考・言動に成長していきます。
これまでに色々なタイプの上司を経験した上で言えるのは、上司が何でも決めるタイプの場合、私がいる意味ある?と、やる気が失せたもの。反して、部下や同僚など360℃の人間関係を「巻き込み型」が出来るタイプの上司では、やる気が倍以上上がり、成果も出ます。「ユーザー=全員」という考え方で、一人ひとりも組織もハッピーになれますね。顧客があってのビジネスですが、顧客より社内を重視する企業が多い。特に金融業界において。Amazonは顧客重視の見本です。常に顧客の利便性を追求している。その顧客主義がDNAとして根付いているのがすごい。
社内に目を向ける組織を顧客中心に変えるのは大変な労力が必要です。トップのリーダーシップにかかっている。それがすべてです。価値観が多様化し過大な情報が溢れるなか、多くの人の心を動かすモノを生み出すのは困難になっているように感じます。
そのなか、本書では創る側が心を一つにすることでより大きな力を生み出すことができると「組織」に焦点を当てています。
印象的だったのが、人を動かすには自分の中での納得感が欠かせないという点。小さな行動かもしれないけれど、自分の目の前の課題を分析することこそが組織を動かし、共感を生むモノを創れると思いました。