デジタル庁発足 平井デジタル大臣 石倉デジタル監を発表
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<考察>
デジタル大臣・デジタル監はさておき、デジタル庁に関わるIT人材が意外にも幅広く、オールスターと呼べるIT系企業出身の方々を囲っていた。今までの内閣官房情報通信技術総合戦略室では人材を閉じていたが、デジタル庁の新設により積極的に民間人の採用をしている様子が窺える。
義務教育でデジタル教育が昨今開始されたように、若いうちからデジタルに触れている世代は強い。国務大臣の半分は民間人を採用でき、デジタル監の採用ルールも特段存在しないため、デジタル庁のトップが63歳・71歳というのは本業界に伴っていない年齢層である。
600名程の従業員による組織が活性化し、トップ2名の意思決定に役立つ進言や示唆を周りがサポートできるかにかかっていると感じる。まずは、見守っていきたい。
<デジタル庁とは>
・2013年6月:内閣官房情報通信技術総合戦略室の設置
・2020年12月:「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」を政府が策定
・2021年2月:「デジタル庁設置法案」などのデジタル改革関連6法案が閣議決定
・組織体制:内閣総理大臣 - デジタル大臣 - デジタル監
・従業員は600名程で省庁出身職員や民間
<デジタル庁の4つの政策>
・デジタル社会に必要な共通機能の整備・普及
・国民目線のUI・UXの改善と国民向けサービスの実現
・国等の情報システムの統括・監理
・その他
<デジタル庁の予算>
・情報通信技術に係る物品及び役務の調達並びに情報システムの整備及び運用の適正・効率化の推進:28,678,517千円
・デジタル社会の形成のための施策に関する企画及び立案並びに総合調整等: 4,416,550千円
・「デジタル庁設置法」(仮称)に基づくデジタル庁所掌の一般事務処理: 3,700,466千円
・デジタル社会推進会議の運営:11,105千円
・368億663万8千円(2021年度)
<人材>
・平井卓也:63歳男性、電通&西日本放送出身、香川県第1区
・石倉洋子:72歳女性、ハーバード大学&マッキンゼー出身、博士課程指導教員はマイケル・ポーター
・幹部にはグリーやラクスルなどの民間人も着任
・有識者会議設置には楽天 三木谷浩史、デジタルガレージ 伊藤穰一
注目のコメント
幹部名簿も発表されましたね。石倉先生を含めて16名。見たところ、石倉先生以外、女性はいないように見えますね...
https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/digital/210901_01_doc_02.pdf幹部人事も発表されています。CTO がグリーの藤本さん、CPO がラクスルの水島さん!期待しかない人選。
https://www.digital.go.jp/posts/kMccIpBR
デジタル庁の設置からここまで来たのは菅政権の大きな功績だし、日本にとって大いなる一歩だと思います。本当にデジタル庁には期待しています!