英首相、G7首脳会議で米にアフガン撤退期限延長要請へ=閣外相
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アフガニスタンがターリバーンに制圧された以上、最早どうソフトランディングを図るか。出来るだけ米軍の撤退を遅らせ、如何にターリバーン政府の承認を図るか、というプロセスに入っています。
英国はイニシアチブを取る体を見せながら、実際の負担を軽く済ませることに注力しているに過ぎないと考えています。また良くも悪くも、米国に恩を売ることを重視している。
従来、スタンダードな開発論では、経済のみならず、社会や政治も段階を踏まえて発展していくものと考えられていました。図らずもアフガニスタンの件は、そうした発展段階に配慮しない米国流の支援?の悲劇的な結末と言えるのではないでしょうか。
EUもまた、自らのテーゼである基本的人権や民主主義と、難民支援との兼ね合いが求められます。今のところ、露骨に本音が出ています。タリバンは、米国に対して、撤退期限を延長しないよう強く警告している。もはや、主導権は完全にタリバン側にある。カナダは、タリバンに制裁を加えることを主張しているが、今となっては難しいだろう。
G7で合意ができたとしても、タリバンが言うことを聞くとは限らない。原理主義集団であるタリバンのことだから、締切は締切と、原理主義的に話を進めていくのではないかと思われる。タリバンと交渉するのは難しい。