【豊田真由子】政府には、メッセージが足りない
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注目のコメント
「政府が何を目指しているか分からない」というのはホントそこが伝わってないのが一番の問題点と感じます。そして当たり前ですがそれを伝えるのは尾身さんではなく菅首相です。
この記事では医療分権の本質的な問題点にも触れてます。もともと大病院の待合室に風邪でも大勢並んでいるような状態が問題でした。急性期医療病院と慢性期医療病院、街の診療所、保健所と機能分化を進めていなかった事が今回で問題として浮き彫りになりました。この機会に改革に繋げてほしい。
その他も網羅的に解りやすくまとまっていて非常にいい記事でした。
豊田さんが政府側にいたら違ったのではと感じます。流石の論稿だが、一番重要なこの点は得心しなかった。
「日本は何を目指すべきか」
このテーゼに対する下記の提言が曖昧過ぎる点。この点が一番肝なのだが、この程度なら既に政府は言葉は違えど似たような事を発信しているし、したがって国民は納得しないだろう。
そうではなく具体的に、例えば何月何日までにxx%のワクチン接種率を目指し、それを達成したら行動制限を段階的に解除する、ただし接種者に限る、など。
だからあとほんの少しだけ我慢してくれ、というコミュニケーションだが、これはこのままシンガポール政府がやったことだ。
実際目標を前倒し実現して制限開放した。見事だと思った。
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一人ひとりが、必要な感染防止策を取りながら、ある程度の社会経済活動を維持しつつ、ワクチン接種を進める。
そして、保健所機能と、新型コロナ用病床・医療スタッフを大幅に増やし、重症者・死者をできる限り出さないようにする約1万字に及ぶ、豊田真由子さんの網羅的なコロナ解説です。
コロナをめぐっては、経済活動優先派と感染対策優先派での対立、医療リソースの配分をめぐる対立、オリパラの開催の是非など、さまざまな衝突が生まれています。
対立を恐れて意見を言わなくなれば、物事は止まってしまいますし、かといって溝があまりに深くなると、ファクト度外視の「石の投げ合い」が始まる。
相手の意見にしっかり耳を傾けつつ、忖度せず素直に考えを話す。そんなバランス感覚が、危機下ではより重要なのかなと、言葉を選びながら話す豊田さんのお話を聞いて感じました。
国と地方の連携については、立場が上の国に、少し大人になってもらえないだろうか、といち市民としては思ってしまいます…。
利他的な行動をする政治家を、メディアが積極的に評価するようなことも必要なのかもしれません。私もいち記者として、模索します。