女性取締役ランキング発表 「生え抜き」不在の多様性:日経xwoman
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注目のコメント
生え抜き、外部どちらも必要です。社外取締役に頼って数合わせに走るのもNGですし、生え抜きばかりで同質性が高くなるのもNG。
社外取締役や外部からの招聘に頼りすぎて社内人材の育成に目を向けないのもNG。
つまりガバナンスを効かせながら自社の経営をどうサスティナブルなものにしていくのかが問われています。事情や目的はそれぞれの企業で様々。まずは社外人材で壁を壊したい企業もありますし、社内育成で人材が育っている企業もあります。orではなくどちらも必要なandの世界。
これまで日本企業は長く女性の登用に目を向けてこなかった歴史があるのでまずは社外の人材に頼ることも必要なのかと思っています。その間に急いで社内人材の発掘と育成。そこが重要です。
じゃあ育てば外部からの招聘が不要かとなるとそれも違う。様々な経験と知見支店がいるのが経営の世界。業務執行に精通している人、違う文化を持った人、違う物差しで様々な決定に向けて議論を交わせるようにしたい。つまりは、最終的にはどちらも必要。企業の目的に合わせてバランスを取っていくことが重要かと。
当社グループは現在女性取締役は社外取締役にご活躍願っていますが執行の責任を担う女性は上席執行役員1名と執行役員1名は生え抜きです。(うち1名はわたしです)グループの事業会社の社長は9社中5社が女性社長。執行とガバナンスの双方の役割でもそれぞれ生え抜きや中途や社外の人材や起業人材やバリエーションが大切かと思います。
ちなみにわたしは30年当社で育ったバリバリ終身雇用の生え抜きです。他の方もコメントされてますけど、社内も社外も両方大事ではあります。「生え抜き」役員ばかりだと同質性が高くなってしまうのも事実。女性社外取締役の役割は、異質な経験・視点を持ち込むことでリスクを回避しイノベーションを創出し結果的に事業成長につなげることにあります。
こちら↓
https://woman.nikkei.com/atcltrc/blog/otsukataiko/post/5dcf9b00bd7f4bc78f9b00bd7f8bc799/?i_cid=nbpxwoman_sied_tyuukizi_blog
に色々書きましたが、
・「生え抜き」にこだわる文化
・「数合わせ」のために能力等に関係なく女性を活用する思考
どちらも、「?」です、個人的に。
前職のPwCの「CEO承継調査」で、以下がレポートされています:
・他企業からの招聘、外国人のCEO就任、他企業での職務経験およびCEO経験、MBA保有率、新任女性CEOの項目において、日本は世界で最低値
日本経済の閉塞感と、これらは無関係とはいえない気がしています。
一律に「女性の社外取締役はよろしくない」みたいな論調にならないことを期待します。