最先端技術で国家的プロジェクトに挑戦している「NUMO」とは
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原子力というとでどうしてもネガティブなイメージが付きまといますが出口戦略は不可避なわけで、必要な科学は研究のみならず、社会実装までを目指して欲しいものです。
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アメリカの最先端の原子力研究機関、ローレンスリバモア研究所の元研究員の方から聞いた話だと、アメリカでは地層処分は危険すぎるのでやらないそうです。
理由は、いつどんな形で地層のズレが起きるか予測不可能で、そのズレに耐えられるシェルターを作るのは不可能なので、汚染物質が外に漏れ出すことが防げないからです。
日本よりも地震が圧倒的に少ないアメリカですら、やらない手法を地震多発国の日本で行うのは、足元に地雷を埋めるようなものです。
よって、この記事には「誰も成し遂げたことがない」と記載されていますが、「危険なため誰も選ばない」ことをやろうとしていると言うことになります。記事を読んで、「地層処分」が人や環境への負担が少ない技術であること、その技術の継承を数万年単位で考えている技術者がいることを知りました。
中学で地層処分について学んだときは、自分の住む街が選ばれたら少し怖いなと感じましたが、次世代への影響も考え抜かれた上での技術だったとは。
また、こちらの記事でも地層処分について説明されています。「未来への投資として地層処分事業に注目している」という自治体のエピソードが、興味深かったです。
https://newspicks.com/news/6069552NUMOはかろうじてPR予算を持っているのですね。
地層処分は現在保管してある廃棄物処理、とりわけ核燃料サイクルが破綻した現状において、
未来にわたり原子力活用の有無に関わらず必要だと思います。
もしくは宇宙空間に捨てに行く以外はないですね。
NUMOは安全性を技術開発で担保しようと努力されるわけですが、
候補地のコンセンサスが国民レベルで取れている国がフィンランドだけという現状から考えても、
技術以前に候補地選びは難しいと思います。「将来の子供のために」というキャッチフレーズがありますが、
将来の大人に持ち越される可能性も大きいと思われます。