コスパ至上主義のビジネスパーソンが求める「ファスト教養」の時代。「古き良きコンテンツ」に勝ち目はあるか
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映画を倍速再生する人やファスト映画の主要視聴者は、内容を気軽に知りたいのではなく「手っ取り早く知識の幅が広い=教養のある自分を演出したい層」、つまり「ファスト教養」を求めているのではないか?という疑問からスタートする記事です。
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そのような人たちにとって、「映画の倍速再生」は心強い武器であり、「ファスト映画」は自分たちのニーズに合致したコンテンツなのではないか。欲しているのは「オタクとしてのスペック」ではなく「教養ある(硬軟織り交ぜた話題を展開できる)ビジネスパーソンとしての姿」。手間と時間をかけてカタログを追わなくても、今の時代に重視される価値観でもある「コスパ」を大事にしながら自身が目指すあるべき姿に近づくことができる。
手軽に映画のストーリーと結末に触れられるコンテンツを「ファスト映画」と称するのであれば、その本質は「ファスト教養」とでも言うべき「ビジネスパーソンとしての武器として使える知識を手軽に知る」という概念の出現にあるのではないだろうか。