スマホ画面の割れる過程を完全再現、AGCとJAMSTECが破壊パターンの予測方法を開発
ケータイ Watch
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ガラスに限らずですが、壊れ方というのは再現しにくかったり真因が曖昧なこともあるので、どのように破壊が進展するか分かったというのは大きいと思います。
最近は曲がるディスプレイ用の透明樹脂などが話題に出ることも増えましたが、素材自身の化学的な安定性なども考えるとガラスはまだまだ活躍の場が多いので、このような理解がより優れた素材開発につながると期待します。
強化ガラスについては前にもコメントした気がしますが、強化というのは主に傷に対する話であって、衝撃を加えても割れませんという話ではありません。(最近のは割れにくくもなっていますが)
物理強化は加熱と冷却によって表面数μmの密度を上げて耐傷性を上げる手法。
化学強化は、高温の溶融塩にガラスを漬け込んでガラス中のナトリウムをよりイオン半径の大きなカリウムに置き換えた後で冷やすことで、表面の密度を上げて耐傷性を向上する手法です。
スマホ用のガラスは化学強化。耐傷性については今でも高いレベルにあると思うのですが、今後は更に割れにくくもなっていくのでしょうね。