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今度、メルカリで私物が売れたら、メルカリ寄付に投じたいと思います。もっと数理が出来る国民の形成、そしてそれを好きに楽しんで学べる環境の形成、ただただ脱帽です。
「奨学金は2022年の5月ごろに支給する。金額は国公立校の場合は年25万円、私立校の場合は年50万円。高校生の場合は最大3年間、高専生の場合は最大で5年間支給する。より多くの人に興味を持ってもらうとして、対象者は抽選で決定する。申し込みは専用サイトで9月30日まで受け付ける」
抽選で、というのが面白いです。こちらの記事にも掲載されていますが、サンデルさんの能力主義についての話も参考にされたそうですね。ぜひ拡がってほしい。
https://drive.media/posts/30986
『ハーバード大学教授のマイケル・サンデルが書いた「実力も運のうち 能力主義は正義か?」という本に、進太郎さんがヒントを得たことも大きいです。この本では、運良く恵まれた環境に生まれたエリートが、その成功を自分の能力と努力によるものだと考え、成功しなかった人を自己責任だと切り捨てることへ警鐘を鳴らしています』
女性のSTEM人材は少なく、メルカリがいくらD&Iに力を入れても、採用段階でどうしても女性は少なくなってしまう。限界がある。
私財を投じて女性のSTEM人材を増やし、日本のジェンダーギャップ に貢献するという考え方は本当に素晴らしい。
今回コロナ下では女性の失業が男性の1.8倍多く、また主婦の場合、仕事をやめて非労働力化する女性も多かった。なくなった仕事は対面のサービス業で、非正規など不安定なものが多い。一方なくならない仕事はIT分野である。女性が安定的にある程度の賃金を得ていくには、やはり今後はSTEM分野となる。
しかし女性は理系が得意でもSTEM分野ではなく進路を高校時点で文系に変えてしまう傾向がある。なぜなら「女性は理系では就職に苦労する」「女の子はそれほど仕事をがんばらなくても」という親や周囲(時には教師)のアンコンシャスバイアスが根強いからだ。こうした奨学金の創設は理系が好きな女子高校生への大きなメッセージになるだろう。
ちなみに東京都は
科学技術高等学校
サレジオ工業高等専門学校
東京都立産業技術高等専門学校
立川高等学校
多摩科学技術高等学校
東京工業高等専門学校
戸山高等学校
日本工業大学駒場高等学校
日比谷高等学校
https://www.uec.ac.jp/news/announcement/20101224-1.html
ただ、山田進太郎さんのこの取り組みで、このように広く評価されてるのを見ると、広報力の差というか、誰がやるかというのはすごく大きな違いを生むなと思わされた。
【山田進太郎D&I財団 STEM(理系)女子高校生奨学】
https://www.shinfdn.org/
>現在、大学進学者でSTEM分野を選択する学生のうち、女性比率は約18%なのですが、これを2035年にOECD平均である28%を目指せるように尽力していきたい