デザインはなぜ大切なのか?社会の動きから考える、デザインのはたらき、企業との関わり
コメント
注目のコメント
世の中の動きと関連してデザインに変革が起きた例として「明治維新」が挙げられていることにハッとしました。
世界を観察して、課題を見つけ、解決策を考える行為がたくさん行われた結果が、「目に映るモノゴトの意匠の変化」に現れるんですね。いま起きている災厄や社会の分断の結果、デザインにも大きな変化が起きたということが、100年後に振り返ったら分かるのかもしれません。内部統制の評価業務では、二つのデザインが重要です。
一つはリスクに適した統制設計になっているかのデザイン。これは内部統制の本とかにもよく書いてある話。
もう一つはほんには書いてない話ですが、評価結果を記載する調書における、文章の論理的構成としてのデザイン。
調書では統制の有効性の説明を論理的にすべきなのですが、大半の人は、証跡を確認して有効と判断した、と論理をすっ飛ばして事実認定だけで書いてしまう。
これだと専門家としては美しくないんですよね。最近現象学に再び注目が集まっているのも、記事にあるような日常生活レベルの社会的相互作用をデザインするためとも言えそうです。
シュッツやゴフマンのような個人の行為や演技まで踏み込むとなかなかデザインするのは難しいように思えますが、中動態という切り口でエッセンシャルワークをデザインするようにもなってくるのかもしれません。
また心や意識の問題として現象を即物的に捉えずに意識が生起するメカニズムを明らかにして神秘主義に陥らない意識のデザインまでBMIなどを応用していくことも考えられます。
デザインの対象や手法・道具はデザイナーの方々にもう少し整理して貰えると、裾野が増えて科学的なアプローチが取れそうな気もしますが、柏木さんがこうして再び登場するように誰が言っているかも影響力はあるんでしょう。