【卒業生研究】文学部の先輩に学ぶ、就職後「仕事で生かせる強み」
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注目のコメント
専門を学ぶことと仕事で活かすことの間には、かなりの距離があります。大学で教授されるものは、実学的な学問でさえ専門性の入口に過ぎません。
学生にとって一番大きい学びは、複雑で深遠な専門的な世界をどのように解きほぐすのかという学び方です。どんな学部だろうと学びを活かせなければ活躍もできません。文系と文学部ってちょっと違いますけどね。文系のなかでも記事にあるようにマーケティングを学んだり経営や会計を学んだ人は仕事で活かせる。
一方で森鴎外を研究していましたというのがそのまま役に立たないのは事実。でもそれは金属の研究をしていましたという人がIT企業の営業職についても活かせないのと同じで、別に悲観する話じゃない。
むしろ会計とか経営戦略とか、本当にビジネスやってたらどこかで役に立つなという学問のほうがレア。あとは法学部の人は契約者が読めるとか、特許が分かったりとか。
で、逆にマーケティングを学んだからマーケ!っていうのも短絡的すぎる(もうちょっと長期的視点を持ったほうが良い)ので、まあここはバランスが難しいですよね。
結論、「大学で何でもいいから本気で学んでいれば、そこで培ったクリティカルシンキングや問いを立てる力、思考体力は汎用的なスキルとなる」ってところで留めてよいと思ってます。
あとは改めて社会に向き合って、何をしたいのか(どんな強みを活かしたいのか、誰のどんな問題を解決したいのか)を考えればよいかと。