ルイ・ヴィトン、ゲームアプリを公開へ ブロックチェーン採用、著名作家のNFTアートも
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コロナになり、いよいよ顧客体験作りに苦慮したラグジュアリーブランドとして、本気で考えた末の施策だと思います。
個人的には、今後マネするブランドが出てくると思います。
どうしても外出が減り、店舗来店が減る中で、客のエンゲージメントをどう維持するか。どう接点を作るか。そして、それを将来の太客となりうる若者で実現するのか。
そのソリューションとしてゲームを選んだのだと思います。
そして、そこにNFTを噛ませたあたりにも戦略を感じます。
LV的にはここでの金儲けという考えはゼロでしょう。
デジタル領域において顧客がLVとどういうインタラクションをするかのデータ収集が最優先で、コロナ禍のエンゲージメント維持がセカンドか。
このInputを元に半年や一年後に次の動きがある気がしており、そちらが楽しみです。
注目のコメント
ラグジュアリーブランドがゲームアプリを展開する新しい取り組み。プレイすることで創業からの歴史を知ることが出来るとのこと。
ただ、個人的にはターゲットユーザーと目的が不明瞭だと感じた。既存顧客に対してより当ブランドを知ってもらいたいのか、より多くの消費者にルイ・ヴィトンのことを知ってもらいたいのか、いずれにしてもアプローチが中途半端でどちらのユーザーにもリーチできないと思慮する。LVMHは模倣品対策などのためにブロックチェーン技術をいち早く導入するなどアジャイルな経営姿勢を見せていますし、近年その世界観や「体験」を脱店舗でも広める取り組みが見られるのでゲームはなるほどという感じでしたが、NFTアートは意外でした。
なぜなら、ブロックチェーン技術を活用するNFTは特にカーボンフットプリントが大きい(消費電力量が莫大)ということで環境によくない、とだいぶ欧州などでは取り沙汰されているからです。
ゲームは容量が大きいのと、操作の観点から、私の5年来使っているスマホには向きませんでした…世界観は綺麗でしたが。
今後、どのような反応が出てくるか気になります。このゲームに含まれるNFTアート30作品のうち10作品を作成したのはデジタルアーティストのBEEPLE(ビープル)氏です。
彼は2019春夏ウィメンズコレクションでルイヴィトンとコラボした経緯があり、2度目のコラボだそうです。
さらに、今年3月、大手オークションハウスのクリスティーズにて、史上最高落札額の6,930万ドル(約75億円)のデジタルアート作品を制作した人物でもあります。
存命するアーティストの中で作品販売高額ランキングでトップ3に入っており、NFTの世界でのシンボル的な存在となっています。
そんな彼にルイヴィトンはいくら払ってこの契約をしたのでしょうか。気になりますね。