ペットボトル以外を入れづらいゴミ箱。飲料業界統一ボックスに
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ペットボトルは時に高度に、時に汎用的にリサイクルが可能であり、リサイクルの質を落とさずにボトルをボトルとして循環することも本格化してきています。
回収ルートとして、従来は家庭ごみからの分別排出ルートや、町中や企業に設置されたリサイクルボックスが主流でしたが、店頭に新たに回収ボックスを設置して回収したボトルを自らリサイクルする小売店やメーカーが増えてきました。
ペットボトル二次資源の確保が争奪戦めいてくる中で、課題といえば可燃ごみや不燃ごみへのボトルの混入が多い事と、リサイクルボックスの異物混入によるリサイクルの質の低下でしたので、今回の取り組みで効果が得られるようであれば、業界のひとつの悲願達成に近づくこととなります。これは行動を変える良いデザインですね。ゴミ箱というシステムの一部をリデザインすることで、システム全体にポジティブな影響を与える可能性があります。実証実験を通じてプロトタイプを繰り返すアプローチも現代的です。このケースはどうかわかりませんが、このような良いデザインが他の当事者でも容易に使えるようにオープンデザイン化されるとさらに面的な広がりにつながっていくと思います。
新たに企画デザイン設計製造することが環境に悪いのではと。
一時もてはやされたペットボトルキャップ専用回収BOXを思い出しました。ペットボトルキャップが集まるとワクチンに生まれ変わるという謎のアレです。各企業は世間へのアピールでその透明で高価なBOXを事務所に備え付けてましたがどこに行ったのでしょう。
さて、飲料業界全体がこのゴミ箱を導入すれば新たなケミカル製品を生み出すことと、以前のゴミ箱を処分する両方の面から考えても大きな負荷を環境にかけるのでは。
透明BOX同様、利権の匂いも漂っていますね。
環境問題は見通し良く在って欲しいと切に願います。