東京都 新型コロナ 2195人感染確認 月曜日としては過去最多
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陽性者数だけを見出しにするのは大きな勘違いを生む
重症患者数 95 人
確保病床 392 床
占有率 29%
死者はほぼゼロ
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/deaths-by-death-date
都内の最新感染動向
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/monitoring-items-overview
東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/index.html
オリンピックは関係無い
影響が出るとしても8月第2週くらいから
感染の拡大と収束は対策やイベントとは無関係で単に周期的に起こっているだけのように見える
日本と世界の関連死者数(人口当たり)
https://t.co/KvyXez6WxM
過去4回の流行を見ると陽性者数のピークと関連死者数のピークの間隔は約3週間(報告日ベース)
陽性者数ピーク 関連死者数ピーク 間隔
2020/4/15 5/3 18日
2020/8/9 9/4 26日
2021/1/11 2/3 23日
2021/5/14 5/23 9日
今回の流行は陽性者が増え始めたのは6月21日だが一ヶ月以上経っても関連死は増えていない
注目のコメント
ここ数日の3000人、4000人という数字に比べると減ったかのように思いますが、感染者数は曜日により変動があります。
同じ曜日の月曜日で比較すると
502人→727人→1429人→2195人と、増え続けていることが分かります。
さらに問題なのは、重症者数が先週の82人から114人と、大幅に増えていることです。
いま軽症・中等症の医療リソースのひっ迫が指摘されています。一般論として、軽症・中等症での医療リソースひっ迫により入院ができないなどの理由で治療の開始が遅れると重症化する人も増えると考えられます。感染者の増加が高どまりする状況が続けば、今後はさらに厳しくなると想定されます。最近不思議に思うのですが、
景況判断指数では先行指数と遅行指数を分けて冷静に判断できるはずの人たちが、ことcovid19の話になると遅行指数(重症者数)がまだ大丈夫だから大丈夫!と喧伝して、先行指数(感染者数や入院者+入院調整中数、119での東京ルール適応件数など)を直視しない、という現象がなぜ起きるのでしょうか。
正常性バイアスって恐ろしいです。
私は、正しく恐れて、藤原道長を目指します。
(藤原道長はあの時代にしては長生きしたのですが、忠実に方違えを実行するなど、感染症対策をかなりきっちりされていた偉人?です。)月曜日は感染者数が少なくなるため注目度も下がりますが、重症者115人は重要な情報です。
昨日もコメントしましたが、デルタ株による感染拡大vsワクチンによる重症化率抑制という構図が続いており、今は感染拡大にやや軍配が上がりそうです。もちろんワクチンのおかげて被害を今のレベルに抑えられているのも事実です。
最終的には死者がどうなるのかという話になりますが、指数関数の特性上、死者が少し増え始めてから対応していては手遅れになります。
今週の動向はかなり重要と思われるので注意深く見ていきたいと思います。